Logical thinking

プログラミングで育む論理的思考力

子どもにも分かる!アルゴリズムの基本の形3つとは

Photo by pan xiaozhen on Unsplash

今回は、アルゴリズムの中でも基本の形となる3つの処理についてと、さらにその処理をフローチャートで表す場合について解説したいと思います。

では、早速はじめましょう。アルゴリズムには以下の3つの基本の形となる処理があります。

基本の形① 順番に行う、順次処理

プログラムを一つずつ順番に実行していく処理のこと。記号は長方形で表されます。

図1:順次処理フローチャート
図1:順次処理フローチャート

基本の形② 条件が一致した場合に行う、分岐処理

実行するか実行しないか、場合によって手順の流れが変わる処理のこと。記号はひし形で表されます。

図2:分岐処理フローチャート
図2:分岐処理フローチャート

基本の形③ 繰り返し行う、反復処理(ループ処理)

繰り返し行う処理のこと。回数を決めて「10回繰り返す」や、「~の間、ずっと繰り返す」「~が終わるまで繰り返す」といった種類があります。記号は、上の二つの角を切り取った四角形で表します。

図3:反復処理(ループ処理)フローチャート
図3:反復処理(ループ処理)フローチャート

応用編「朝起きてすること」フローチャート

基本の形である3つの処理について理解できたら、次は応用として3つの処理を使った身近な行動をフローチャートにしてみるのも良いですね。「朝起きてすること」などは、毎日の行動で子どももイメージしやすいので おすすめです。

図4:「朝起きてすること」フローチャート
図4:「朝起きてすること」フローチャート

まとめ

プログラミングにおいて、順次処理、分岐処理、反復処理(ループ処理)という3つの処理は、大人向けのプログラミングの入門書などでも必ず解説される大切な内容です。図で示したフローチャートについては、低学年のお子さんにも分かりやすいよう平仮名多めで作成していますので、必要があれば説明などでご活用くださいね。また、プログラミングを学ぶお子さんが、この内容をしっかりと理解することができたら、是非「すごいね!」と伝えてあげてください。

では次回は、実際にフローチャートを無料で作成できるツール「Google SpreadSheet(グーグル スプレッドシート)」の使い方について解説したいと思います。お楽しみに!

参考リンク