Logical thinking

プログラミングで育む論理的思考力

子どもに「アルゴリズムとは」を分かりやすく

今回はこのサイトのタイトルにもなっている「アルゴリズム」について、子どもにどう説明するかを考えていきたいと思います。

アルゴリズムとは

Wikiを見てみると、アルゴリズムは以下のように説明されています。

アルゴリズム(英: algorithm [ˈælgəˌrɪðəm])とは、数学、コンピューティング、言語学、あるいは関連する分野において、問題を解くための手順を定式化した形で表現したものを言う。算法と訳されることもある。
出典元:アルゴリズム - フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大人でも「なんだか難しいな」と感じてしまう表現ですね。子どもなら尚更。では、子どもに分かりやすく説明するには、どのように表現してあげるのが良いのでしょうか?

アルゴリズムとは for Kids

図書館で借りた子ども向けの絵本で、とても分かりやすいと感じる表現を見つけました。

アルゴリズムっていうのは、目的をかなえるための方法のこと
アルゴリズムを考えて、それをコンピューターに命令することをプログラミングっていうよ
出典元:プログラミングを学ぶ前に読む アルゴリズムえほん1

もしかすると、この説明でも子どもにはピンとこないかもしれませんね。そんな場合は、絵本の中でも描かれていましたが、普段の生活の中にある行動を「アルゴリズム」で例えてあげると、より分かりやすいかもしれません。

例えば...

小学校まで行く方法(アルゴリズム)を考える

方法1:いつもの通学路を通る
方法2:いつもとは違う道で学校まで歩いていく
方法3:裏技を使って、お母さんに自転車で乗せて行ってもらう

水たまりを渡る方法(アルゴリズム)を考える

方法1:水たまりを迂回する
方法2:ジャンプして通り過ぎる
方法3:水たまりの中をザブザブ歩く

などなど、具体的な例えで説明すると、アルゴリズムは子ども達にとっても身近なものに出来るのではないでしょうか。

まとめ

アルゴリズムを考えるということは、まさに論理的思考力を育むということ。子どもにとって何か問題が発生した場合、自分にはその問題を回避する手段や方法が複数あること、またその手段を自分で選び取ることが出来るといういうことに「気づく」思考のトレーニング法なのかもしれませんね。

さて!次回ですが、プログラミングの現場でも実際に使用される、アルゴリズムを視覚的に表現したフローチャートについて取り上げてみたいと思います。お楽しみに!

参考リンク